2024年1月から、GMOクリック証券のCFD口座で【イギリス100CFD 手動トラリピ】をスタートしました。
なかなか記事化できていなかったので、夏季休暇のうちに記事化しておきます。
いつもリアルタイムで記事化してなくてすみません。
このブログは、みかん♪が運用するための備忘録としてまとめています。
みかん♪が調べた情報やみかん♪自身の運用データを記録しており、最新の情報・正確な情報でない場合があります。投資はご自身でリスクやコストを確認し納得してからスタートしてください。
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イギリス100CFDを選んだ理由
みかん♪お気に入りの【銀スポットCFD 手動トラリピ】が順調に利益を積み重ねており、運用資金が増えてきたので運用先の分散を考えていました。
みかん♪は国内株・米国株・インド株・ベトナム株を保有しているので、分散先としてあまり投資していないイギリス株はどうかなと考えました。
X(旧Twitter)でイギリス100CFDがトラリピ向きという投稿を発見!!
以前に価格調整額狙いでイギリス100CFDを積立てしていたことがあり、みかん♪にとって馴染みのある銘柄です。
イギリス100はトラリピ向き?
イギリス100のチャートでトラリピ向きかどうか確認してみました。
コロナ禍で5,000GBPまで下落してしまいましたが、その後は上下しながら上昇しています。
2024年1月からの日足チャートでも確認してみます。
日足チャートでも上昇していますが、大きく上下しながらの値動きなので、買トラリピに向いていると考えました。
100GBP以上値動きがある日があることがわかります。
利確幅は100GBPがいいかも♪
イギリス100CFDの基本スペック
GMOクリック証券CFDのイギリス100の取引に必要な資金について知るために、基本スペックを確認しておきます。
イギリス100の取引条件
取引単位 | 1口 × 0.1倍 |
レバレッジ | 10倍 |
GBP/JPY 200.0 8,400 × 1口 の必要証拠金 | 16,800 円 / 1口(0.1倍) 8,400GBP × 200.0 ÷ 10 × 0.1倍 = 16,800円 |
8,400 × 1口 が 2,800GBP下がった時必要な資金 | 5,600GBP × 200.0 ÷ 10 × 0.1倍 = 11,200円 (5,600 × 1口 の必要証拠金) 2,800GBP × 200.0 × 0.1倍 = 56,000円 11,200円 + 56,000円 = 67,200円 |
この時の任意証拠金 | 67,200円 - 16,800円 = 50,400円 |
レバレッジ3倍くらいだと1口7万円程度必要だということがわかります。
イギリス100CFD手動トラリピのルール♪
ルール❶ 毎月250GBP積立して1口ずつ追加する
まずは大切な資金管理のためのルールから。
月足チャートで直近の最安値を確認しておきます。
みかん♪が運用スタートした2024年1月の価格が7,800GBP、コロナ禍の2020年1月の価格5,000GBP付近まで耐えられる設定にしています。(レバレッジ3倍)
一度に多額の運用資金を用意するのは難しいので、いつものようにコツコツ積立で資金を用意していきます。
- 毎月250GBP相当の日本円を運用にまわす。
- 【銀スポットCFD 手動トラリピ】の利益を流用する。
- ❷が不可能であれば、資金を入金する。
月初のGBP/JPYのレートから250GBP相当の日本円の金額を計算します。
- 月初のGBP/JPYレート × 250
GBP/JPYレートが180.0円の場合、180.0 × 250 = 45,000円となります。
計算が大変なので、ざっくり5,000円単位で入金することにします。
レート | 250.0GBP相当の 日本円 |
---|---|
~ 145.00 | 35,000円 |
145.00 ~ 165.00 | 40,000円 |
165.00 ~ 185.00 | 45,000円 |
185.00 ~ 205.00 | 50,000円 |
205.00 ~ | 55,000円 |
【銀スポットCFD 手動トラリピ】で毎月4万円の利益を目指していたのは、イギリス100CFD手動トラリピで毎月4万円程度必要だったからなのです。
うまくいけば追加入金なしで、リスク分散しながら資金を増やすことができます。
毎月追加した250GBPをもとに、イギリス100を1口ずつ追加します。
ルール❷ 利確幅は100.0GBP
2週間に1度手入力で再注文をする必要があるので、シンプルで注文しやすいことが一番大切です。
先ほど、日足チャートで確認した通り100GBP以上値動きがある日が多く、利確幅100GBPでも問題なさそうだと考えました。
スマホからの手動注文なので、シンプルなのが一番♪
ルール❸ トラップ幅は最小10GBPまで
仕掛けられるトラップ本数に応じて、トラップ幅を調整します。
ルール❷同様、2週間に1度は手入力で再注文をする必要があるので、シンプルだけでなく注文数が少なくなるようなトラップの設定が必要です。
- 100GBP ÷ トラップ本数
2本トラップを仕掛けられる場合、100 ÷ 2 = 50GBP幅となります。
※口数ではなく、追加できるトラップ本数で計算します。
トラップ本数 | トラップ幅 |
---|---|
1本 | 100GBP |
2本 | 50GBP |
3本 | 40GBP |
4本 | 30GBP |
5 ~ 9本 | 20GBP |
10本~ | 10GBP |
トラップ10本以上のとき、1口 × 10本:10GBP → 2口× 5本:20GBPのトラップ幅に変更するのもOK。
いろいろ書きましたが無理なくトレードが続けられるように、トラップ幅を変更して注文回数を調整します。
最小10GBPに設定しましたが注文が大変なので、20GBPくらいがちょうどいい気がします。
ルール❹ 高値更新時は価格に追従していく
株価指数は長期的にみると上昇していく傾向にあり、高値更新時はトラリピの上に追加し価格に追従していきます。
高値更新中の利確後は、トラリピの上下1本ずつトラップを追加するOCO注文します。
トラリピの下にトラップが追加されたらリピートされたことになりますし、トラリピの上にトラップが追加されたら価格に追従していることになります。
ルール➎ 価格下降時は無理にトラップを追加しない
価格下降時はチャンスと思ってトラップを追加したくなりますが、レバレッジ3倍以上の運用はリスクが高いので資金を追加するまではトラップの追加は行いません。
保有可能口数まで保有している場合は、月初に資金追加したタイミングで現在レート付近で買建玉を追加してトラリピをスタートします。
本当にチャンスの時は、月初でなくても臨時で資金を入金したうえでトラップを追加することにします。
ルール❻ 複利運用せずロスカットレート引き下げる
トラリピ益はトラップの追加(複利運用)には利用せず、ロスカットレート引き下げへ利用します。
価格が上昇していくにつれ必要証拠金も増えていくので、250GBPではレバレッジ3倍の運用には少なくなります。
イギリス100の価格が上昇 → トラップ益が発生しているはずですので、トラリピ益はロスカットレート引き下げにのみ使用します。
運用月数 = 保有できる口数で、注文が出しやすいのもポイントです。
ルール❼ 注文を間違っても気にしない。仕切り直しもOK
手動で注文するので注文間違いや注文漏れをすることがあります。
気にせずにとにかくトラリピを続けます。
口数が多くなってトラップ幅がややこしくなったら、一旦決済して仕切り直してシンプルな注文で再スタートするのもOK。
トラリピを続けることが大切!!
2024年8月までの実際の運用について
資金量が少なくまんべんなくトラップを仕掛けられないので、はじめのうちはトラップを仕掛けるのがちょっと複雑になります。
そこでみかん♪が実践したトレードを振り返って、実際にどのように注文するか整理してみます。
1月~3月 月初の価格付近で1口ずつ追加します。
チャート上にトラップの保有状況を表示してみました。
スタート時は現在価格付近で1口保有します。
- 1月分・・・7710.0GBP × 1口 ※現在価格付近で1口
7810.0GBPまで上昇したら一旦利確して、再度7810.0GBP近辺で買建玉を保有しなおします。
実際のトレードではどんどん価格が下落していき、2月月初ではルール❸のトラップ幅の設定の2本:50GBP以上値下がりしてしまいました。
2月の資金追加後は基本ルール➎を適用して、現在価格付近で1口保有しました。
- 2月分・・・7600.0GBP × 1口 ※現在価格付近で1口
本当は2月のうちに100GBP上昇したので利確できていたのですが、再注文を入れ忘れていました。
ルール❸のトラップ幅の設定から、トラップ3本の時は40GBP幅でトラップを仕掛けます。
3月月初の価格が7650.0GBP付近と、1月分と2月分の建玉の間にあります。
1月分:7710.0GBP - 40.0GBP = 7670.0GBP、2月分:7600.0GBP + 40.0GBP = 7640.0GBPのOCO注文を出しておきます。
- 3月分・・・7640.0GBP × 1口 ※トラップ幅で追加
実際のトレードでは建玉保有価格帯の範囲内でしたが、2月月初のように2月分:7,600.0GBPより安値の場合も考えてみます。
一番安値の建玉の2月分:7600.0GBP - 40.0GBP = 7560.0GBPより安値かどうかで考えます。
- 7560.0GBPより安値の場合
- 現在価格付近で1口追加
- 7560.0GBP ~ 7,600.0GBPの場合
- 2月分:7,600.0GBP ± 40GBP ・・・ ①7560.0GBP・②7,640.0GBPでOCO注文 ※トラップ幅で追加
3月~5月 トラップ回転中♪価格の上昇にトラリピも追従していきます
価格が上昇していき、トラリピがめっちゃ回転しました♪
2月分・・・7600.0GBP × 1口 → 7700.0GBPで決済されたので、①7680.0GBP・②7750.0GBPでOCO注文します。
- 2月分(再注文)・・・7680.0GBP × 1口 ※トラップ幅で追加
これで❸7640.0GBP・❷7680.0GBP・❶7710.0GBPの40GBP幅のトラップが完成しました。
どんどん価格が上昇していくので、OCO注文を繰り返します。
3月分・・・7640.0GBP × 1口 → 7740.0GBPで決済されたたら、①7640.0GBP・②7,750.0GBPでOCO注文のように、トラリピ範囲の上下に1本ずつトラップを追加していきます。
高値更新中のOCO注文方法
- 一番上のトラップ + トラップ幅
- 一番上のトラップ - トラップ幅
5月~8月 価格下落中時は現在価格付近に追加する
2024年5月15日に最高値8488.2GBPを記録してから、どんどん下落していきトラップ5本が塩漬けになりました。
6月月初までに価格が戻らなかったので、現在価格付近で1口追加します。
塩漬け中のトラリピ(水色の●の建玉)と、現在価格付近のトラリピの2つのトラリピで運用していきます。
7月月初も同様に現在価格付近で1口追加し、利確後は2月分と同様にOCO注文で再注文を入れておきます。
7月に保有できる最大7口のうち、塩漬け中のトラリピの5口を差し引いた2口:50GBPのトラップ幅で運用します。
どんどん価格が上昇していき塩漬けトラリピまで価格が戻ったので、6月分・7月分は塩漬け中のトラリピに合流することができました。
合流できたので7本:20GBPのトラップ幅でトラップを仕掛けていきます。
8月月初は下落したので、現在価格付近で1口追加しています。
2024年8月1から5日にかけて株価の急落と同時に円相場で円高・ドル安が進行した『日本版ブラックマンデー』で、イギリス100も7900GBPまで急落したものの現在は8300GBPまで価格が戻っています。
イギリス100CFD手動トラリピは稼げるの?
で、結局のところ利益出てるの?
というわけで、実際にみかん♪が8ヶ月運用した結果です。
注文漏れで決済できてなかったりしたので、基本ルール通りには運用できていません。
8ヶ月で5.7万円♪ 平均月利4.2%
8カ月間で38万円の資金をイギリス100に流用しています。(内訳は銀スポットCFD手動トラリピから23万円、日本円を15万円しています。)
大幅下落中は利確がありませんでしたが、高値更新中は利確回数が2桁を超えるトラリピ大回転です♪
まずまずの運用結果だとおもいます。
課題は価格調整額の支払との付き合い方
2024年8月現在、イギリス100CFDは価格調整額の受け払いが発生します。
価格調整額は、参照原資産が先物のCFDに発生する調整額です。参照原資産が先物というのは、CFDの価格を作る際に先物の価格を参照しているということです。
CFDが参照している先物が期日をむかえる前に、参照する先物を期近から期先へ変更する必要があります。先物の期近と期先は価格が異なっているため、CFDが参照する先物を期近から期先に変更する際にCFDの価格も変わったことでCFDの建玉に発生する評価損益を調整するためのものです。
- イギリス100の金利調整額は、3か月に1回発生します。
詳しい価格調整額について
一覧表からもわかるように、価格調整額は支払も受取もあります。
受取りの時は気になりませんが、支払いとなると損した気分になりますよね。
2024年6月の価格調整額が買建玉1口につき899円と高額です。
運用資金が増えて建玉の数が増えてくると価格調整額の支払が負担になってくるので、何かしらの対策が必要になると思います。
- 価格調整額発生日前に決済して建玉を保有しない。
- 売建玉を保有して、相殺させる。
2024年6月の価格調整額発生時はみかん♪はあまり気にしていませんでした。
事前に支払なのか受取なのか、価格調整額の金額を知れた記憶があるのですが、定かではありません。
せっかく記事化したことですし、価格調整額が発生する2024年9月には何かしらの対策をしてみようと思います。
スワップと同じで、価格調整額を支払うのは精神的に負担です。
みかん♪お気に入りの【銀スポットCFD 手動トラリピ】の記事でも毎回言っていることなんですが、無理なくトレードを継続し、不本意なロスカットはさせないように安全運用を心掛けます。
大切なことは「ロスカットさせない」
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